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薬用シャンプーに要注意!

shuclia店長
こんにちは、shuclia店長です!
前回は家でできるシャンプーについてご案内しました…が、
1点、わんちゃんのシャンプーについてとても重要な事を今回はお伝えしたいと思います!
それは「薬用シャンプー」について!
犬
こんにちは、ナタです!
「薬用シャンプー」って、わんちゃんにとっても良い効果がありそうなイメージだけど?
一般に有名な薬用シャンプーは、例えば、
マ○○ブ、ノル○○ン、セポ○○ル、ユニバー○○シャンプー、ビル○○ク社のシャンプー、等かな〜。
shuclia店長
そうだね。これらの薬用シャンプーでまず知っておいて欲しいのが、
薬用シャンプーは”シャンプーではなくて薬”という事なんだ!
犬
ええ!?
名前は「シャンプー」と付いているのに、シャンプーじゃないってどういう事?
shuclia店長
うん、薬用シャンプーは、わんちゃんの肌に薬剤を残して菌を殺し続ける、いわゆる「薬」としての効果はあるけれど、
シャンプーじゃないから汚れが落ちないんだ。
つまりわんちゃんを清潔にする目的で薬用シャンプーを使っている場合、
全く意味が無い
という事なんだよ。
犬
それは初耳だよ店長!?
清潔になって、かつ、薬で良い効果があるものだとばかり思ってた…。
でも「薬用」だから、薬の効果はちゃんとあるよね?
shuclia店長
そこにもまた問題があるんだ。
もちろん効果はあるけれど、薬剤による皮膚への刺激がとても強いんだよ。
よく薬用で「低刺激シャンプー」と謳われているものがあるよね。
確かにシャンプーとしての刺激は弱いけれど、実は薬剤の刺激は強いんだよ!
犬
そうだったの!?
嘘ではないけど…でもちょっと騙された感があるよね…。
shuclia店長
ここで薬用シャンプーの注意点を3つにまとめてみたよ。

@薬剤による皮膚への刺激がとても強い。
A殺菌効果があるものは、必ず刺激を伴う。
B殺菌効果は、良い菌も悪い菌も両方殺してしまい、皮膚環境を完全にリセットする。
犬
なるほど〜、わんちゃんにとってもむしろ皮膚への刺激が悪影響な場合があるんだね。
shuclia店長
そう!
わんちゃんによっては薬用シャンプー負けをしてしまうんだ。
元々薬用シャンプーを使おうとしているわんちゃんは、皮膚が弱っている子が多い。
そんな子はそもそも皮膚バリアが弱っている、もしくは壊れているのに、
そこに強い刺激の薬用シャンプーを使ってしまうと、更に皮膚の状態を悪化させてしまう場合もあるんだ。
犬
じゃあ、皮膚が健康なわんちゃんなら使っても安心なの?
shuclia店長
実はそうとも言えないんだよ!
”薬用シャンプーは素人さんには扱えない!!”という事を強くアピールしたいんだ!
薬用シャンプーはかなり毒性が強いので、使用後に正確で完璧なすすぎが必要なんだ。
特に皮膚バリアが弱っているわんちゃんは、毒性がバリアを通過してしまうからね。
でも、正確で完璧なすすぎは、家でのシャンプーでは難しいよね。
犬
確かに…。
shuclia店長
それから、さっきも言ったように、正確にはシャンプーでなく薬なので、
薬用シャンプーをする前にきちんとシャンプーをする必要がある。(ややこしい…!!)
犬
つまり、基本的に2度洗いしないといけないんだね!?
すっごく手間がかかるね…!
shuclia店長
そう、大変なんだよ。
でも、シャンプーをせず汚れが残ったままで薬用シャンプーを使っても効果が無いからね。
2度洗いもせず、しっかりすすぎもできないとなると、
汚れもシャンプーも残ってしまって、わんちゃんをキチンと洗えている事にはならないんだ。
犬
なるほど〜。
つまり、家でわんちゃんに薬用シャンプーを使うのは、とっても難しいって事なんだね!?
shuclia店長
そう!薬用シャンプーはトリマーさんに頼んで欲しいんだ!
犬
という事は、この店shucliaでも頼めば薬用シャンプーで洗ってくれるって事だよね?
shuclia店長
いや、実はね、当店では薬用シャンプーを使っていないんだよ。
それには深い理由があって…何故使っていないか、その理由は次回豆知識にて!
犬
お楽しみに(^^)
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